かに物語り NO4

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広くて深ーい海の底。
松葉とコッペ(セ子)が出合います。
花嫁衣裳に着替えたコッペは、
一生一度の結婚をして、
大事な大事な赤ちゃんを
一年半もおなかに抱きます。
ダイダイ卵が黒色になり、三日もかけて生まれると、小さな小さな幼子は、二ヶ月だけの海中散歩に出かけるそうです。



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お食事のお席の「膳敷き」に使っています「おはなし」です。


だんな様の松葉かにと 奥様のセ子は別エリアに住んでいます。
日の光の届かない、真っ暗な海の底で、2人(?)は偶然出会います。
やがてセ子は最終脱皮をして、結婚に向く柔らかい体になってから花嫁になります。
結婚後のセ子は二度と脱皮をしないので、体に怪我をしても、もうきれいな新しい殻になれません。
殻の色も黒ずんできます。
(その後のセ子は、一度の結婚のときの精子で妊娠を繰り返すようです)
そんなセ子は「やけ」と呼ばれています。
焼けているような・・イメージからでしょうか。
または「ばばがに」とも呼ばれます・・失礼な!
おいしいんですよ!!!

だんな様の方は、結婚後、親指の爪が大きくなるとか・・
親指の小さな松葉は結婚前なんですね。

さて、セ子の妊娠期間は1年半と言われています。
セ子の外子(そとこ)、卵の色の違いは、妊娠経過期間が違うせいだったのですね。
写真2枚目の外子はまだ妊娠期間が短めのようで、ゆがいた写真はわりと黒くなってきていますね。
プチプチがおいしそう!

やがて無事に生まれた赤ちゃんは「幼生」の時期のみ、浮遊します。
その後は海底に降りて蟹の生活が始まるということです。



かにの保護の為、セ子の漁期が年内、と、短くなりました。
住んでいる場所が違うので保護できるのですね。
「セコ場」と「オス場」というようです。

いまの内ですよ~
召し上がりにお越し下さいませ。


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by ryouriryokanishi | 2014-11-18 09:48 | お話(かに物語り)  

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